落語家階級格付けてあるの!?
見習い・前座二つ目真打とは?

色とりどりの着物を着て
上手な語りで
『落語家』がお茶の間に笑いを
届けるテレビ番組
笑点(日曜17:30-18:00)
は現在でも視聴率20%前後で
日本の国民的テレビ番組といえるでしょう

今回は
落語家の階級や格付けについて
ご一緒に学びましょう。

落語の歴史と落語家の仕事

落語家

落語の始まりは江戸時代です。
都市の人口増加で
大衆向けにできた芸能です。

当時は
いろいろな人が演じていましたが
現在では職業として確立され
『落語家』がほとんど演じています。

他の伝統芸能の『歌舞伎』のように
道具や音曲を使うことは
ほとんどせずに見振り手ぶりで
たった一人で何役もこなします。
手には扇子を持つこともあり
一生懸命『物語り』を
展開していきます。

江戸時代の落語は
噺(はなし)の最後に
『落ち』(さげ)がつくことから
『落とし噺』(おとしばなし)と
いわれ明治時代に入り
『落語』と呼ばれるようになりました。

落語の歴史を
もっと詳しく知りたい方は
コチラが参考になります
落語・漫才・コントの歴史は?始まりはいつ?きっかけは何?

落語家の階級(格付け)

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落語家になるためには
師匠に弟子入りする必要があります。

知り合いがいて
紹介される方もいますが
基本的には寄席
(よせ・落語が開催されるホール)
に通い落語を理解し
弟子入りしたい師匠を
楽屋の出待ちなどをして
直接志願します。

しかし
現在では協会や所属事務所
(米朝事務所・よしもと
クリエイティブ・エージェンシーなど)
に直接電話やメールであいさつして
履歴書を送るパターンも
でてきているようです。

やはり落語は特殊な職業とはいえ
一般常識をみられるため
履歴書は丁寧に書くことを
お勧めします。

落語家に弟子入りした有名人には
有名お笑い芸人の『明石屋さんま』がいて
高校三年の時に
2代目笑福亭松之助に弟子入りし
『初代笑福亭さんま』
として活動した過去があります。

弟子入りが認められると
前座見習いになります。

前座見習い(ぜんざみならい)

前座見習いは
主に師匠や兄弟子の身の回りの
世話やかばん持ちをします。
協会に登録されていないので
寄席の楽屋入りができません。

空いた時間に稽古をつけてもらい
前座を目指します。
師匠の許可がでて前座に昇格します。

前座(ぜんざ)

前座とは高座
(落語が演じられる一段高い舞台)
に一番最初に上がることから
前座といいます。

前座になると
楽屋入りが許されるようになり
師匠や兄弟子の世話に加え
楽屋の仕事をします。

寄席の日は早く楽屋入りし
楽屋の掃除をします。
お客さんの入場合図である
一番太鼓をたたくのも
前座の仕事です。

そして開演直前には
二番太鼓をたたきます。

開演して番組中は大忙しで
落語と落語の合間の
座布団裏返しやメクリ
(高座の隅にある紙製の札)を
めくったり鳴り物
(芸人が高座に上がるときの音楽)
の準備もします。

最後の師匠(トリ)の
演芸中に楽屋の後片付けを済まし
落語が終了すると寄席終了合図の
追い出し太鼓をします。

そのほかに空いた時間には
稽古をつけてもらったり
他の寄席の手伝いなどもします。

休みは31日がある
月の余一(大の月の31日)のみで
年間7日程度しか休みがなく
毎日繰り返し約四年で
二ツ目になります。

二つ目(ふたつめ)

寄席の番組で二番目に
高座に上がることから
「二つ目」と呼ばれます。

二つ目になると自分で仕事を
探すようになるため実力や人気
が必要です。

着物は紋付
(もんつき→家紋のついた着物)
に変わります。

二つ目を約十年勤めて真打になります。

真打(しんうち)

落語家の最高位が真打です。

真打ちの由来は
昔は高座の明かりは
蝋燭(ろうそく)
寄席が終わると
その蝋燭を切って消していました。
蝋燭の「芯を打つ」ことから
「芯打ち」から「真打ち」と
よばれるようになったそうです。

寄席の一番最後に出る資格を持ち
弟子も取れるようになるため
責任も大きくなり一人前の
落語家といえるでしょう。

各階級の
給料などが知りたい場合は
↓コチラをご覧ください
落語家になるには?弟子入りに年齢制限はある?仕事内容や給料は?

階級の具体例

階級

階級が昇級していく
具体例として『笑点』の出演者である
番組内で最年長真打の
林家木久扇師匠
(はやしやきくおう)
のプロフィールと
入門から真打までの
道のりの紹介です!

林家木久扇(はやしやきくおう)

林家木久扇 男

画像引用元:http://rakugo-kyokai.jp/

本名 豊田 洋(とよた ひろし)

・愛称 木久ちゃん(きくちゃん)
・生年月日 1937年10月19日(2017年現在79歳)
・師匠 3代目桂三木助(かつらみきすけ)
林家彦六 (はやしやひころく)

1960年(昭和35年)8月15日22歳
落語界入りし3代目桂三木助に入門し
『木久男』と命名され前座見習いになり
見習いを経て前座となりました。

1961年(昭和36年)1月16日に
師匠三木助死去したため
同年の3月10日に8代目林家正蔵
(はやしやしょうぞう)
(後の林家彦六)一門へ移籍して
「木久蔵」と改名しました。

1965年(昭和40年)9月に
27歳で二つ目昇進。

『笑点』には1969年11月9日から
出演しており《二つ目》を約8年経て
《真打》昇給は1973年(昭和48年)9月の35歳でした。
2016年に桂歌丸(かつらうたまる)の司会引退により最古参・最年長の
大喜利メンバーになりました。

このように
有名落語家でも真打になるのに
約13年と道のりは長く
厳しい世界といえます。

最後に

落語の階級や格付けは
他の業界と比較しても
とても厳しく伝統芸能の歴史
を引き継ぐためしっかりとした
段階があります。

これから落語家を目指す
あなたには是非伝統を意識して
頑張っていただきたいです!

普通の仕事とは
一風変わった落語家の
年収について気になる方は
コチラも合わせてご覧ください
落語家の年収はいくら?人気な一門だと高い?ランキングは?